コラム

続・人事部長からの質問

2010/10/15Q.575

民間企業の当社と教員とを迷う内定者がいる。内定者としての資質はクリアしているが本来こういう人を内定させて良かったのかどうか?

きちんと資質を見極めているのであれば問題ないですが、むしろ内定段階で教員にならないことへの決意をきちんと本人に自覚させることが大事です。当社の応募者にも「何故教員志望だったのか、どうして教員を諦めて民間企業に就職する気になったのか」、聞いてみるとそもそも「教員志望」の動機形成があいまいな学生が何と多いことか。個人的ですが子を持つ親としては、逆にこんな人が教壇に立たなくて良かったと思うほどです。教員志望者に限らずマスコミ志望や公務員志望ながら夢叶わず他の企業に入社してからもうつうつとして仕事に身が入らず結局退職という人はどこの会社でもいるものです。本人が内定段階で気持ちを整理できていれば、後は入社後に仕事の面白さを感じてもらうことができるかどうかです。

しかし決意して入社したはずなのに入社後早々に教職に就くために退職する人が続くとすれば、会社全体の若手の仕事へのモチベーションが落ちている危険がありますね。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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