口頭でのコミュニケーションは取れるが、実際に仕事をさせてみるとメールの文面や報告書を始めとした、文書の書き方がなっていない新入社員が多い。採用選考で最低限の文章力を見極める効果的な方法は無いか。
採用選考に小論文を入れれば一目瞭然です。わざわざ選考ステップを増やさなくても面接の待ち時間を利用して実施できます。
テーマは知識によって有利不利がでづらいものが望ましいですが、あまり気にする必要はありません。最低限の文章力を見ることができればいいのですから。文字数は400字以上800字未満であれば読み手の負担も少なくて済みます。
どの水準を最低限の文章力と考えるかについては、はじめに実施した30名程度の小論文を並べてみて採用チームで水準を検討してください。
文章評価の一般的な軸は、論理性と表現力の2つです。ここでは意欲や経験を評価するのではなく、最低限の文章力を評価することをお忘れなく。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員