コラム

続・人事部長からの質問

2010/11/22Q.600

大手企業の採用に落ちた学生をターゲットとしている企業ですが特に技術系職種は母集団形成の時点で苦戦しています。一方で採用人数も少ないので間口を広げることに注力することも現実的ではありません。そこで選考を通じた動機付けに力を入れていきたいのですが理系の学生に響くような方法はありますか?

「大手企業の採用に落ちた学生」がターゲットということですから、技術系でも自由応募の学生が対象で、選考時期を大手企業の選考後に持ってきていると推測します。しかし、こうしたある意味消極的な採用姿勢で少数とはいえ満足のいくレベルの学生さんが採用できてるのでしょうか。内定者や新入社員に対して「うちは大手企業落ちの学生狙いだから」という雰囲気が伝わっているとすればモチベーションの点でも大きなロスです。まずは、その点を改善して下さい。理系学生は「自分の研究テーマがどれだけ仕事に生かされるか」がもっとも関心が高く、入社後も「どれだけ技術面での向上が図られる環境か」が動機付けのポイントと言われています。むしろ大手企業の選考時期とは関係なしに、インターンシップや学生向けの研究発表会など現場の技術者と学生との交流の場を積極的に設けてはいかがでしょうか。そうしたイベントを通じて御社に興味を持つ学生を増やしていくべきです。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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