ソフトバンクがリーグ優勝できても日本一になれないのはなぜでしょうか。
短期決戦では打力がモノをいうというのが持論(投手力、守備力、小技、ラッキーボーイ説もあり)です。
当然ながら過去すべてが当てはまるわけではありませんが、投手力だけで短期決戦を制すケースはまずありません。15勝する力を持つエース3人が居ても負けてしまうのです。その典型がソフトバンクだとも言えます。古い話ですがV9時代の読売も投手力で築いたわけではありません。
ここ数年のソフトバンクがリーグ優勝しても日本一になれないのはプロ野球のシステムが変わったからです。
交流戦とクラマックスシリーズにより試合数が増えたことで打線の中心が高齢のソフトバンクではコンディションを維持できず、貧打になりがちです。
※これは同じように高齢のクリーンナップを持つ阪神タイガースにも言えることです。
一昔前のように130試合のリーグ戦でクライマックスシリーズも無ければここ10年で5回くらい日本一になっていると思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役