会社の業績が厳しいです。営業現場は商品力の無さだと嘆き、開発現場は営業力の無さだと叫びます。どうすれば協力体制を作れるのでしょうか。
どちらの会社でも聞くことですね。自分の部署(営業)が精一杯頑張っているのになかなか成果に結び付かない場合はどうしても相方(開発)にあたりたくなります。わかります。しかし、視点を変えてみて下さい。そうした努力は誰のためのものでしょう。買ってくれる、使ってくれるユーザー(顧客)目線でものごとをみてますか?売れるのは我々営業のお蔭、あるいは開発のお蔭と考えてはいませんか。本当に顧客志向で仕事をしていれば、自ずと協力する体制になるはずです。
当社でも「高い専門性と良質なサービスを提供することにより、社会への貢献度の高い、顧客から尊敬される会社」を目指す会社のあり方のひとつとしていますが、これを実現するためには、高い「営業成果」が必要であり「営業成果=商品力(サービス・開発)×営業力(組織と効率)」とし、商品開発と営業との相乗関係に重点を置いております。
なお、両部門間の人材の定期的な入れ替えも必要ですね。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長