新卒採用等で忙しくて、充分な内定者フォローができていないと悩んでいます。活用しやすいアイデアはありますか?
どのような内容のフォローかわかりませんが、採用担当が内定者フォローを全て行おうとしているからではないですか。入社1~3年目の若手社員にフォローを任せてはいかがでしょうか。但し、内定者になってからではなく、彼らが応募者である段階から若手社員に相手をさせることがポイントです。最近復活傾向にあるリクルーター制度に近い考え方ですが、そこまで完全に手伝いをさせる必要もありません。応募学生に就職活動中に遠慮なく相談できるOB・OGとして紹介してあげるだけでもよいのです。
会社や仕事に対する質問や不安を解消できれば入社意欲も形成され内定者定着にもつながります。内定した後も引き続きフォローしてもらえます。
社会人になるために必要な知識の準備や業務に必要な事項の入社前勉強などは、e-ラーニングを活用すれば採用担当者の手間も軽減できます。また内定者向けSNSで、内定者同士にフォローさせ合ったり、共通の課題を与えてチームで考えさせコミュニケーションをとってもらうのも有効です。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長