多様性にあふれた様々な人材を採用していきたい。その際の基準作りに関して気をつけることがあれば教えてほしい。
会社としてどうしても必要な要件を決めることです。 その要件を持たない人は、自社の環境では成長できず会社に貢献できない要件です。プロ野球の入団テストでは、50m走と遠投でスクリーニングしています。一定水準以上の走力と投力がどうしても必要だからです。
この要件を満たす人が多いか少ないかで、多様性を確保できるかどうかが決まります。限られた人しか満たすことが出来ない要件を掲げれば、多様性の確保は難しいでしょう。
職務遂行上必要不可欠で、多くの人がクリアできる要件を基準とすれば多様性確保につながります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員