コラム

続・人事部長からの質問

2011/08/03Q.767

今年は、内定受諾後の辞退が非常に多い。聞くと、6月から採用選考を始めた第一志望の大手企業へ内定が決まったという。選考中は、当社が第一志望だと言うし、当社に対する企業理解も十分だった。応募者の志望度を見極める、何か良い方法はありませんか?

今年はこうしたお話を良く聞きますね。大手企業の採用選考の後ろ倒しの影響でしょう。

4月までに内々定を獲得した学生が引き続き就職活動を継続し他社に内定、当初の内々定を断るケースが目立ったようです。しかし、御社の選考も通りかつ大手企業さんの選考にも通ったような人材ですから「優秀な就活エリート」であることは確かでしょう。こうした複数内定を獲得する「就活エリート」は応募段階ではうまく面接も対応してきますので、なかなか志望度で選抜することは難しいと思います。むしろこうした人材は他社との競合は当たり前と考えるべきです。但し大事なことは、必ずしも「就活エリート」が真に御社に取って必要な人材とは限らないということです。当社に是非来て下さいモードではなく、「あなたのような優秀な人材は各社で内々定が出るでしょうが、最後に決めるのはあなた自身です。当社に入って何がしたいのか、何ができるのかご自分で考え判断して下さい。」という採用スタンスをしっかりと伝えることです。そこまで伝えながら他社に行かれたなら最初から縁がなかったと諦めましょう。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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