コラム

続・人事部長からの質問

2011/08/05Q.769

内定辞退を防ぐ為に、説明会や選考の時点からやっておくべき事はありますか?

「オン・ボーディング」と呼ばれる社員の定着向上、早期戦力化を促す手法があります。この手法は、採用前からはじまり、社員が戦力として会社に貢献するところまでをカバーします。
オン・ボーディングプロセスにおいて採用母集団形成から採用選考までで何を行うかを参考までにご紹介します。

【母集団形成】

  • リアリスティック・ジョブ・プレビューの実施
    初期の母集団形成段階で、会社の文化や価値観を強く意識させるよう、良い点だけでなく悪い点も含めた現実的な情報の提供を行います。
  • ソーシャル・メディアを活用した採用ブランド形成
    フェイスブック、ツイッター等のSNSを活用して、採用ブランド形成をはかります。

【選考】

  • 価値観の評価
    選抜プロセスに応募者の価値観を評価するプロセス(主に面接)を含めます。自社の価値観にそった傾向を持つ人を採用することで定着率が高まり、戦力化までの期間が短くなります。
  • 目的に適った評価手法
    選考手法はオンラインで受検しやすいものを用い、練習の機会は充分に与えます。ちなみにSHLグループ社はテストの練習用サイトSHLDirect(http://www.shldirect.com/)を持っています。選抜プロセスが不必要に官僚的であったり面倒であったりすることのないように心がけることが重要です。
  • 結果のフィードバック
    評価結果を応募者にフィードバックします。募集職務や会社を前提とした本人の強みと弱みについての意見を彼らと共有すれば、応募者のエンゲージメントは高まり、仕事ができるようになるまでの期間が短くなります。
清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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