コラム

続・人事部長からの質問

2011/11/09Q.833

SNSシュウカツ、その実態はどうなのでしょうか。最近テレビなどでSNSを活用した採用活動・就職活動の特集を目にします。私自身は広報の一環でしか活用できないと考えています。それ以上にマッチングや選考に実際に活用することは可能でしょうか?またそういった事例があればお教え下さい。

SNSシュウカツ、略してSカツというそうです。学生向けの新卒向け就職サイトでのFacebookとの連携機能はいまは当たり前ですし、人事担当者の方もSカツ活用法に興味を持たれているようです。今後、登録者数も一定のところまでは増えて行くと思いますが、あくまで通常ルートでは接点を持てない層へのアピール手法としては使われていくと思います。新卒採用での主流にはすぐにはならないでしょう。ある企業さんでは、日本の学生のように全員が一緒に就職活動する環境ではない海外の大学の日本人留学生や外国人学生とのコミュニケーションツールとしては有効だとおっしゃってました。

ご質問者のお書きになっているように「新しいツールであるSNSを使いこなすような先端的企業」「革新、イノベーションを大切にする企業」といった企業イメージアップを狙った広報的な意義の方がまだ強いと思います。

またビジネスに特化したSNSのリンクトインもつい先日、日本語版サイトがオープンしました。こちらのSNSはビジネスネットワークに特化していますので、海外でもFacebookやGoogle+といった他のSNSと併用する会員が多いそうです。専門的な職務や業務に関して社会人の求職、求人ネットワークとして機能していく可能性があります。

ただ、いずれのSNSも掲載情報は本人が自己申告で書いた内容ですから、採用選考となれば、情報の真偽を確認することが必要になり、完全にネット上でのやり取りで完結するものではありません。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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