コラム

続・人事部長からの質問

2011/12/14Q.857

サラリーマンの処世術をご教示願いたい。

「サラリーマンは気楽な稼業」というのは高度成長期の文句ですが、いまは当たりませんね。「処世術」は世の中を上手く渡っていくための術ですから、会社の中では、出世、昇進するための上手いやり方ということでしょうが、そもそもいつ自分の会社がM&Aでなくなったり、不況で倒産してしまうかわからない時代です。成果主義、実力主義という名のもとに年功序列は崩れ、給与の右肩上がりも期待できません。加えてこれからは年金もいつもらえるか不確かな状況です。そういう時代に「サラリーマンの処世術」を考えることに意味あるのでしょうか?

処世術に長けた人が取締役やトップになると考えられますが、頻発する大手企業のコンプライアンス問題をみると真面目に仕事をしている一般社員がかわいそうに思います。

日々、ストレスなく仕事のおもしろさを感じながら自分に与えられた職務を遂行し、結果としてそれなりの報酬と会社の中での一定のポジションを確保できるという意味では、求められるのは「処世術」ではなく「仕事術」や「会社人力」ではないでしょうか。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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