家庭の問題で悩みを抱えた若手社員が早期退職やメンタル疾患にかかってしまい上司からは「採用の段階で見抜けなかったのか」と言われてしまいました。
無茶な話だとは思いますが、採用選考時に「深刻な悩みを抱えているかどうか」を探ることはできないのでしょうか。
ほとんど無理です。
それより入社後にどうしてケアできなかったのかを考えるべきです。
人間なんて人それぞれ。些細なことでも致命的な心の傷になることもあれば、線の細かった社員が社会にもまれてタフになる事だってあります。
仕事を通じて家庭の問題が解決するケースもあります。
人間を肯定的に捉え、会社を通じてサポートする組織を作ってください。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役