5年後、優秀なマネジャーになれる社員を育てたいです。
どのようにそのポテンシャルを持っている人を見極めるのでしょうか。
業績と行動と資質の3点からマネジメントポテンシャルを探っていきます。
まずは現在の業績です。自分の仕事をマネジメントできない人に、人のマネジメントはできません。自分の責任を全うできることは最低条件です。
次は行動の見極めです。ラインマネジャーとしての必須コンピテンシー4項目(リーダーシップ、計画性、品質志向、影響力)をアセスメントします。アセスメント方法は、上長による日常的行動観察とコンピテンシー面接、専門家によるアセスメントセンターの2つが考えられます。前者の方法はコスト負担が軽く、上長のマネジメント能力開発につながるためメリットが大きいです。しかし、上長の見極めが主観的であった場合、データの信頼性が弱くなりますので、マネジャー教育が必要です。
最後に資質の見極めです。この部分については適性テストを使用してください。最も効率よく網羅的に客観データが収集できます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員