今後、柔軟な配置転換を実現させるため、人事データとして各社員のパーソナリティ検査データも加えていきたいと考えている。
ただ、今までまったく適性検査等を実施しておらず、時間とコストあとは受検への不信感がネックとなり、実施するのが大変困難である。
実施を実現させるために、何か良い手立てはないか?
時間と受検者の不信感については受検タイミングで解決可能です。
社員にパーソナリティ検査を受検してもらうタイミングとしては、入社時、階層別研修、昇格試験が最適です。
パーソナリティ検査のデータは、約2年は有効です。また、年齢が若いほど変化しやすく、仕事が変わると変化が起こりやすい特徴があります。この特徴を逆の視点から見ると、中高年層や異動していない人は頻繁に受検する必要がないということです。
ここから最適なパーソナリティ検査受験時期を勘案すると以下のようになります。
- 採用選考時
- 新人研修時
- 2~3年目フォローアップ研修時
- 5~7年目研修
- ミドルマネジャー研修(ないし昇格試験)
- シニアマネジャー研修(ないし昇格試験)
次はコストについてです。
もし、採用選考時にパーソナリティ検査をやっておられるのであれば、そのテストシステムで社員受検を行う方法があります。当社のオリジナルテストをご利用であれば一人当たりの採点費用は数百円となりますので、大きな費用増加にはつながりません。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員