コラム

続・人事部長からの質問

2012/03/29Q.925

コンピテンシーのマトリクスを細かくし過ぎると運用が回らず、大雑把過ぎると実効性が低くなってしまいます。コンピテンシーの活用に困っています。どうしたらいいでしょうか?

社員個人に対するコンピテンシー活用場面は以下のように分類できます。

  • 採用選考
  • 配置任用
  • 昇格選考
  • 能力開発
  • 後継者計画

使い方は以下の2つです。

  1. アセスメント結果から人を選ぶ。
  2. アセスメント結果を本人に返して行動変容を促す。

細かくしすぎることの問題は、アセスメント・評価情報の収集が煩雑になることです。コンピテンシー評価は、上長による行動評価や360度評価、専門アセッサーによるアセスメントセンター、適性検査等があり、方法によっては収集の簡便性が異なります。

大雑把過ぎることの問題は、コンピテンシーと職務との関連性が希薄になり、妥当性が弱くなることです。職務との関連がない要件を基準に選抜したり、育成したりしても無意味どころか、大きな不利益となります。

つまり、妥当性の高いコンピテンシーをできるだけ少ない項目抽出して、扱うことが最も効果的なやり方といえます。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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