価値観測定ツール(ヴァリューズアットワーク)を全社員に受検させることで会社の価値観を数値化したいと考えています。色々な価値観をもつ社員が偏りなくいる会社と似た価値観の社員が多くいる会社ではどちらが発展しますか?
会社の価値観に賛同していることは社員としての必須要件です。この点においては似た価値観を持つ社員の方が定着しやすいと言えます。
価値観測定ツールV@W(ヴァリューズアットワーク)が測っているのはshlグループが定義した13の価値観因子であり、直接的に会社価値観への共感度合いを見るものではありません。したがって、多様な価値観プロファイルの社員がいるから定着が悪くなると一概には言えません。
V@Wの全社員測定データからわかることは職種と価値観の間には一定の関係が見られるということ。職種ごとに調査をすると好業績者に共通する価値観因子が特定できます。職種別採用の場合は似た価値観の社員を集め、ジョブローテーションを前提とする総合職採用の場合は多様な価値観の社員を集めるとよいでしょう。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。