全てが改善できるわけではありません。またOPQの結果はスコアの高低=優劣ではりません。これを大前提にしてください。
自分の長所短所は人生の中である程度分かっているはずです。OPQの結果でそれを裏付ける部分もあるでしょう。もし、そう思わなければ周囲からどう見られているか確認するとよいと思います。フィードバックにはそういう意味もあります。

今後の自分のキャリアや直面している業務の中で必要とされる因子があり、そのスコアが高く、自分があまり認識出てきていないところが一番あげやすい能力の要素となります。
まずこれに取り組みましょう。
反対にスコアの低い場合、その低いスコアのメリットデメリットを理解して行動の際にデメリットをできる限り出さないようにすることで業務上はプラスにかえられることもあります。

能力開発をおこなう上で業務上ほとんど影響しない部分にフォーカスをすると能力開発がややこしくなります。整理してアクションプランを作成。その行動の有無、結果について定点観測をおこなえば能力改善もある程度の客観化が可能です。

どの企業でもどの職種でも自社でも他社でも「新入社員はメンタル不調になりやすい」と考えるようにしてください。

既存の社員で一緒に何年も働いていれば多少は個々の差を理解して人それぞれの対応を分けていけますが、新入社員を短い時間で見極めることはできません。
自分の結論は特徴ではなく、全員がそういうモノだと考えるようにすること。
あとは配属先のマネジメント能力です。

部下にメンタル不調を起こさせやすいマネージャは何度でも繰り返す傾向があり、それはマネジメント能力の欠如から発生しているものと考えられます。

プログラミングのミス、いわゆるバグという奴ですが自分が過去に教えていて気がついたことがあります。

それは同じ人は相似形でミスをするということです。
ミスをして対策が分かっていても別のミスをしてまうのです。
事例を挙げると正の整数しか取らない変数を使った分岐の場合、負や整数以外の数値になったらエラー処理するのが普通ですが性善説というか正の整数が来ることを前提にコーディングをしてしまう。

一度やらかすと二度目はやらないと思いそうなものですが、別のプログラムでも同じをことやるのです。
もちろん自分もある特定のミスの傾向はあって、そのために先にチェックリストを作るなどで対策をしていますが潜在的に持っているものは変えようが無く、まずそれを把握してできる限りネガティブな結果を防いでいくことが「成長」であり、「信頼」を獲得できると思います。

まとめると本質は防ぎようがないので自分の特徴を把握してなるべく減らすように工夫を凝らすこと。もう一つはミスを大前提にしておきシステムや他の人に補って貰うことを意識するようにします。

反対にやってはいけないことは「自分の特性」だから仕方が無いと諦め開き直ること、苦手と言って他人に丸投げすること、ミスをしても反省しないことです。これらを繰り返すと有能であっても信頼を失いよいリーダーにはなれません。最悪の場合、居場所がなくなります。

出先で評価が変わる人もたまにはいますが、基本出先で活躍する人はどこへいっても活躍します。
採用基準は出先の考課・評価(出先にいる自社の上長)を使い基準を作成すればよいでしょう。
当社の最も得意とする基準作成の分野です。

できそうな機会はあったのですが、学校さんは極めて保守的で結局実施できませんでした。
教諭、弁護士(会計士なども同じ)のような資格ありきの仕事だとどうしても適性テストの結果を活用することに対して抵抗が強いようです。

あまり詳細は出せないのですが、V@Wの定着性の関係に着目して定着率を高めた企業はあります。
入社後に実施をして3年から5年目にかけて抜けてしまうケースを一定程度防いでいました。

ストレスの把握は万能ではありません。
なぜなら自分自身でも何がストレスになっているか分からないことがあるからです。
また家庭やプライベートのストレス要因は取り除けないことの方が多いです。
ストレス要因の把握は参考までにしておく。それが気をつけることです。

定着性が上がるのは素晴らしいことです。
それにより採用規模を縮小することが可能になります。

人が余っているからといってポストを増やすのはナンセンスです。ポストは利益に関連する業務の拡大に応じて増やすべきです。

人がある程度多めに居るのであれば、より強い競争を社内の文化にしていくのがよいでしょう。強い競争は人が多くないとできません。
競争に負けたらその人はそこまでという組織になれば、自然淘汰されていきます。
これならポストを増やさずコストの大幅増を避けて社内を活性化することができます。

自身のキャラクターが使える人はまずそれを使っていくのがよいでしょう。
意識することなく皮膚感覚で人と接していけるはずです。

そうではない人、いわゆる普通の人はまず自分を知ってもらい共通点を見つけてそこから信頼関係を作り踏み込んでいくとよいと思います。

人と接点を作るのが苦手な人、無理に必要以上のコミュニケーションを取ろうとせず一定の距離感を持っておけば十分です。人は人の鏡、自分が苦手と思って人に接すると相手も自分を苦手に思うようになってしまいます。

「豪放磊落(ごうほうらいらく)」です。
尊敬する上司の一人がそうであったので自分もそういう人になりたいと思っているからです。