お金がかからない趣味は際限なく思いつくのですが、続けられるかどうかはご質問者様次第ですので、ご容赦いただきたく存じます。私が厳選した20の趣味からお好みのものを試してみてください。
- 読書(図書館)
- 音楽鑑賞(YouTube)
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング(自転車所有者のみ)
- 楽器演奏(楽器所有者のみ)
- 筋トレ(自宅で自重トレーニング)
- ヨガ(YouTube)
- 作詞作曲(無料アプリ)
- エッセイ執筆(無料プラットフォーム)
- 俳句
- 写真撮影(スマホ)
- 料理
- 掃除
- ポイ活
- フリマアプリ
- 語学学習(無料アプリ)
- MOOC
- 謎解き/クイズ(無料サイト/アプリ)
- バーチャル旅行(Google Earth)
興味をひくものがありますか?
変革する以外に生き延びることができない環境に置くことです。
既に従来のやり方では成功しない状況にある事業や製品、職務環境で成長を求めるのです。成功する人はほとんどいませんが、そんな中でトライアンドエラーを続け、結果的に成功を手にすることができる人が出てきたら、その人は変革型のリーダーシップを発揮できた人と認定してよいでしょう。ミドルマネージャーだけでなく、どんなレベルの人に対しても効果的な施策です。気を付けなければならないのは、このようなポストで成功する人はほとんどいないということです。どんなに優秀なマネージャーであっても成功率は極めて低い。これは人材の非効率的な活用方法といえます。変革リーダーとしてのポテンシャルをアセスメントでしっかりと見極めたうえで任用すべきです。
スキルベース組織です。
仕事をジョブ単位で切り分けるのではなく、スキル単位で切り分けて再構成することで、特定の人の持つスキルに最適な仕事を作り、適材適所を実現し、組織のパフォーマンスを高めようとする考え方です。仕事に応じてどのようなスキルを身に着けさせるべきかがはっきりするため、教育投資も効果的に行うことができます。
今までであれば人が努力して役割に即した能力を身に着けて仕事を完遂していましたが、スキルベースの組織では今持っているスキルで完遂できる仕事をその人のために設計するので、低業績に陥ることはなくはじめからハイレベルな業績を目指すことができるのです。
全ての人が自分の持っている力を最大限に発揮できる素晴らしい組織形態ですが、一方問題点もたくさんあります。スキルベースの基準となるスキルをどのように定義したらいいか。新しく作った仕事の組織に対する貢献をどのように評価し、どのような報酬を支払うべきか。誰がどのようにスキルを管理(更新、変更、削除等)するのか。社員のスキル評価をどのように行うか。誰がどのように新しい仕事を作るのか。採用はどのように行えばいいか。会社に貢献できるスキルを持っていないと認定された社員はどうするか。これらの問題をうまく解決する方法や道具が生まれてくることが、スキルベースが社会に浸透していく条件だと考えています。
二つの考え方があり、これらはいずれも事実だと考えます。
一つは能力が意欲を作るという考え方です。
適性のある職務に就くことでその職務でよい成績を上げることができ、その職務に対する意欲を向上させ、高い意欲で職務に取り組むことでさらによい成績を上げることができます。この繰り返しによって、今やっている職務に対して強いやりがいを感じるようになります。
もう一つは意欲が能力を作るという考え方です。本人が強くやりたいと希望する職務に就くことで失敗しても意欲を失わず努力を継続し、その努力により能力が徐々に向上することでその職務での成績も徐々に高められます。その職務に従事すること自体が喜びですから、何があってもくじけず飽きもせず、誰よりもその職務を長く続けることができます。
多くの普通の新卒入社者は、特定の職務に対しての強い熱意を持っているわけではなく、内定した会社に就職して会社の決めた配属命令にしたがっています。その場合は「能力が意欲を作る」の考え方に基づき、育成とサポートによってよい結果を出してもらい、成長実感を味わってもらうことがエンゲージメントの向上につながります。
物事の本質にせまる大変優れた質問、ずばりお答えします。
部下が求めている上司がいい上司です。
部下により求める上司像が異なりますので、よい上司の特徴を述べることは困難です。それぞれの部下に応じた対応ができるといいたいところですが、それぞれの部下に応じた対応をする上司を不公平な上司ととらえる部下がいた場合、この行動もいい上司の条件ではなくなります。
部下の行動を観察し、全体として最適な行動を追求していくことが上司道の修行です。

ベンチャー経営者適性を評価する
ベンチャー経営者のコンピテンシーを以下4つに定めました。
- 対人的能力 優れたーリーダーシップを持ち、適切な対人影響力を発揮する。良い人脈を内外に作りすべての人から意欲と能力を引き出す。
- 組織文化の形成能力 顧客の求める質の高いサービスを豊かな個性を持った集団がチームスピリットをもって創造する環境を作る。
- 戦略的能力 鋭敏な外部知覚を持ち、正しい状況認識を踏まえて戦略的、システム的思考を用いて適切に采配する。
- 統治的能力 厳しい倫理観を持ち、自己研鑽を怠らない。批判性と合理性を持ち仮説検証的な判断を行う。
これら4項目のコンピテンシーを評価するためにどのような言動をどのように評価すべきかについて述べていきます。
対人的能力を評価する
対人的能力の評価は以下5つの視点で行います。
- 対話能力 どんな話題で話をしてもかまいません。人の話に興味を持ち、楽しく充実した会話ができることを確認してください。よく話をしてよく話を聞く、話し方に自信と余裕がある、好奇心旺盛、率直で正直といった特徴に注目します。
- インパクトを与える 初対面の時に感じた印象が重要です。はじめて目を合わせたときに威圧感や威厳を感じるかどうかを確認してください。
- リーダーシップ 結果が思惑通りに行かなかった時の言動に注目します。采配を人任せにしない人は愚痴を言わず、結果を人のせいにしません。
- 人の成長を促す 部下との間によい緊張関係を築けているかどうかを確認します。部下と同席する場面での言動を観察します。人の成長を促す人は部下から目を離さず情報を収集し、その情報をフィードバックに使います。
- 人の輪を拡げる プライベートな話題や余暇の過ごし方などを聞きます。いろいろな人に話が向かう人は評価できます。抽象的、批評家的な話題しか出てこない人は評価できません。余暇を人と会うことに使うタイプはよいです。

組織文化の形成能力を評価する
組織文化の形成力は以下5つの視点から評価します。
- 顧客のほうを向いて仕事をさせる スタッフの顧客対応の姿勢を観察します。電話、オフィスへの訪問、ミーティングなどでのスタッフの言動から顧客を重視する教育がなされているか、顧客志向の組織風土が浸透しているかを確認します。
- 質の高さを最優先する風土を作る 品質の卓越性を重視する姿勢とその品質に対する自信を持っているかどうかを確認します。品質よりも営業力を優先する姿勢は評価できません。
- チームスピリットの称揚 退任させた役員のことを話題にします。チームスピリットを重視する経営者は一匹狼を好みませんので、喧嘩別れしていることも多くあります。
- 豊かな個性を持った人たちの集まり 色々なタイプが生き生きと働いているかどうかを確認します。性別、年齢、国籍など、従業員の多様性が確保されていることがエビデンスとなります。
- 失敗から学ぶ組織づくり 計画と実績の乖離を説明させると、この能力の有無がはっきりとわかります。常にレビューし、仮説検証を繰り返す風土を作っている経営者ほど説明が合理的で納得性があります。とってつけたような説明をする人は評価できません。
戦略的能力を評価する
戦略的能力の評価は以下6つの視点から行います。
- 戦略的思考 計画の語り方に注目します。どれだけの想像が働いているかが評価のポイントです。前年比で一律〇〇%アップのような計画を立てていたらバツ。市場、競合、技術、政治、経済、社会等の変化を踏まえ柔軟な計画を持つ人を評価します。
- システム的思考 バランス感覚に注目します。会話全体の雰囲気と個々の話題に気を配りコントロールしようとする姿勢は評価できます。特定の会話にのめりこみアンバランスな時間配分をするのはバツです。
- 鋭敏な外部知覚 外に関心が向いているかどうかを評価する簡便なやり方は海外の話題を振ることです。外国の情報やコンテンツへの関心度、海外での経験から何を学んでいるかに注目します。興味がない人、平板で一般的なことしか言えない人はバツです。
- アントレプレナーシップ 新しいことに挑戦し失敗した経験を話題にします。起業家精神旺盛な人は100個の挑戦が1個の成功を生むことを理解しており、失敗を許容する考えを持っています。
- カリスマ性 会話しているときに、ついメモをとりたくなるような言葉を発する人は評価できます。コピーセンスが重要な要素です。
- 変革の先頭に立つ コンフォートゾーンにとどまりたい人はバツです。順調に見える現状に対して、内部の問題を指摘し、すぐにでも対処しなければならないと主張する人は評価できます。せっかちはマルです。
統治的能力を評価する
統治的能力の評価は以下5つの視点から行います。
- 支配者の倫理観 話の内容ではなく、ちょっとした言葉の使い方に注意を払います。卑しさや下品さ、ちょっとした表現の聞き苦しさがないかを確認します。特に部下など目下の人に対する言動によく現れます。
- 適切な判断 時間厳守の度合いに判断力が現れます。いつも時間を守る人は小さな事象に気を配り適切な判断を重ね、時間通りに行動します。いつも遅れる人は判断が甘いか杜撰なのです。判断がしっかりしている人は適当なタイミングで用件を切り上げ、次の仕事に取り掛かります。
- 自らの専門性 ある領域に興味をもち、継続的な努力を続けているかどうかを確認します。簡単な方法としては趣味をたずねます。趣味が一流ならマルです。
- 企業行動の評価能力 すべてを数値で把握する性質を持っているかを確認します。物事を説明する際に数字をよく使い、理にかなった説明ができる場合は評価できます。数字を全く使わない人はバツです。
- 優れた問題分析 現在話題になっている社会問題の捉え方に注目します。自ら問題を構造的に捉え、独自の視点で問題を整理している場合は評価できます。既出の見解やAIが答えるような一般的な視点で話をする場合はバツです。
おわりに
今回ご紹介したコンピテンシーモデルは、当社が1990年代に行った調査に基づいて作られたものです。評価方法については少し現代風に書き換えましたが、ほぼそのままです。30年前に作られた起業家コンピテンシーですが、新事業創造が求められる現在においても違和感なく活用できると考えています。起業家の本質は時代による影響を受けづらいのだと思います。
中堅社員とは管理職未満の新人ではない社員を指します。中堅社員に求める共通の要素は、現場の業務で中核を担うこと。プレーヤーとしての成果創出にフォーカスした能力開発が中堅社員の共通課題、つまり特有のポイントといえます。
コンピテンシー開発を促す現場経験とフィードバック、スキルや専門知識と技術の習得、メンタリング、コーチングなどがよく行われる能力開発策です。
特有のポイントとはいえませんが、企業によっては管理職候補の選抜育成を目的とした研修を行うこともあります。このような場合には、アセスメントを用いた客観的なマネジメントポテンシャル測定とそのフィードバック、マネジメントコンピテンシーを開発するための行動計画の作成と現在の職場における能力開発行動の実行と振り返りが効果的です。
類型論か特性論かによって使い分けるのではなく、それぞれのパーソナリティ検査の利用目的に応じて使い分けてください。パーソナリティ検査は薬と同じです。取り扱いのためのトレーニングを受講し、正しく利用してください。
ご質問者様はご存じでしょうが、これらの言葉を初めて聞く方のために簡単に説明しておきます。類型論とは、星座や血液型占いのように決められたタイプにパーソナリティを分類する考え方で、シンプルでわかりやすいですが、細かく人の特徴を捉えることができません。特性論は、複数の特性の組み合わせでパーソナリティを表現する考え方で、パーソナリティの違いを捉えやすいですが、複雑でわかりづらいという特徴を持ちます。ちなみに当社OPQは特性論のパーソナリティ検査です。
自部門のキャリア採用は私の管轄なので、営業職、マーケティング職、営業事務職の採用を行っております。もちろんそれぞれの職種において別々の採用基準を設定し、その採用基準に照らして選考プロセスを設定しています。
気を付けている点というか、最も難しかったのは今まで当社に存在しなかった職種の採用を行ったことです。具体的には、マーケティング課に所属するWebデザイナー兼Webディレクター職の採用です。今までは、外部委託したり、社内でできる範囲の対応をしたりする仕事でしたが、SHLグループとのブランド統一を機にサイトのリニューアルが必要となり、社内に専門の担当者を置くことにしました。職務分析を行うにも現職者がおりませんので、今後のビジョンを持つ私自身が将来を踏まえて役割を定義し、その役割から求められる要件を作りました。経験者がいないなかで描いたビジョンから作った人材要件が現実的なものなのかを確認するため、他社でWebディレクターに従事する方にインタビューをさせていただき、職務記述書の適切さを評価していただきました。採用基準ができてからの進め方はその他の職種と同じです。採用基準に照らした選考プロセスを設計し、各選考手法において設定された基準を客観的に評価する。アセスメントの専門家である私たちにとっては当たり前のことを行いました。
組織文化の根底には、価値観があります。価値観の本質は好き嫌いです。何を好み、何を嫌うかの不文律が組織文化そのものです。当社には、かつて出張手当というものがありませんでした。それは、創業社長の、仕事をする場所によって手当が払われたり払われなかったりすることはアンフェアだ、という考え方があったからです。この考え方に賛同するか反対するかは価値観の問題であり、善悪の問題ではありません。
出張手当をどうするかはさておき、価値観の明文化は組織文化の維持・強化に必ず必要です。Amazonのリーダーシップ・プリンシプル、Netflixのカルチャーデックなどがいい事例です。
在宅勤務の人が増えたことにより、コミュニケーションが減り、組織文化が希薄化したと考えるのであれば、コミュニケーションを増やすという工夫が最も有効です。オンラインでもミーティング、1on1などのコミュニケーション機会を定例化して増やすことは可能です。オフィス勤務がコミュニケーション増加に明らかな効果があるのだとすれば、オフィス勤務の頻度を増やせばよいのです。