サクセッションプランが話題ですが、弊社はオーナー企業なのでそれが馴染まないと思っています。しかし、適した人材を選ばないことで生じるリスクも感じています。どのようにして、上層部に必要性を訴えると良いでしょうか。
オーナー企業だから、トップに聞いても「後継者は俺が決めるからサクセッションプランなど必要ない」「後継者は当然、オーナーの身内から出す」という答えが出てくると想像されているということでしょうか。
これは「サクセッションプラン=後継者問題」と捉えているからだと思います。そうではなく、「サクセッションプランは、事業継続に必要な人材(人)をどのように考えるか。オーナーの考えるビジョン、事業展望を将来につなぐために必要な人のリスク管理である」とオーナー、経営の上層部に伝え、理解してもらって下さい。おっしゃる通り経営のリスクヘッジです。
オーナーの意思を守るためにも、重要なポジションについて、候補者を選定し、育成計画を設定し、定期的に育成の進捗をレビューする仕組みを作りましょう、と提案して下さい。
特定の個人に依存する組織ではなく、管理職候補も含めこうした人材蓄積を行っていくことで、社内にも人事の公平性、透明性が伝わり、組織が強くなっていくはずです。
オーナーが納得しやすい範囲で、小さく始めてみてはいかがですか。
このコラムの担当者
奈良 学
代表取締役社長