食事を目的に国内旅行をするのであれば、どこがおすすめですか?
東京を中心に考えると、正直なところ東京にいれば大抵のものは食べられます。ですが、あえてその土地まで食べに行くという楽しみもあります。(ミシュランガイドの原点)
たとえば魚。銚子や伊豆、沼津まで足を延ばして食べる魚は、やはり格別です。さらに遠出するなら、福岡や函館で鮨を食べるのもおすすめです。東京よりも手頃な価格で、驚くほど良質なお店に出会えることがあります。実際、自分には遠方にもかかわらず毎年のように通っている店があります。
うどんが好きなら香川でしょう。丸亀市だけでも約50軒のうどん店があり、食べ歩きをするだけでも十分に楽しめます。少し趣を変えるなら、長崎で五島うどんをあごだしで味わうのもいいですね。
シンプルな食べ物で感動した経験といえば、新米の季節に食べる魚沼産コシヒカリです。以前、南魚沼で食べた塩むすびの味は、今でも忘れられません。
もし金銭的な余裕があり、「うまいもののためならどこへでも行く」という気概があるなら、もう一歩踏み込んでみるのもいいでしょう。数多くの料理人を輩出した徳島の名店「青柳」や、京都・嵐山の「嵐山吉兆」など、値段だけ見れば高いかもしれませんが、きっと一生ものの食体験になると思います。(自分は母に連れられて行ったことがあります)
このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役