入社1年目の社員2名を大型プロジェクトに任命したところ、二人の反応が分かれました。同期と一緒に大型プロジェクトで働けることを喜ぶ人と、不十分な研修で大型プロジェクトに任命されたことが不満な人。
後者のOPQでは「批判的」が高得点、「楽観的」が低得点でした。悲観的で批判的な人材をこのプロジェクトに配置したのは失敗だと考えているのですが、どんな人がこうしたプロジェクトに適しているのでしょうか。
入社1年目を大型プロジェクトに任命できるということは、そのプロジェクトには未経験でスキルが低い人でも貢献できる業務があるということを表しており、ご質問者様の企業では新人教育に最適な環境としてそのプロジェクトを使っているということがわかります。
任命の際の反応が前向きと後ろ向きに分かれたからといって、後者を失敗と決めつけるのは早合点です。どちらも新人で、職務経験もなければスキルも身についていません。プロジェクトについていくのがやっとになることは火を見るより明らかです。
私から申し上げられることは、どちらがプロジェクトに向いているかは最初の反応ではわからないということ。そして、二人のパーソナリティの違いがより影響を与えるのは、学び方だということ。二人は全く異なる学び方でプロジェクト業務を習得していくことになります。したがって、教育係やサポート担当として誰をつけるかが重要です。教育係が新人の学び方を否定してしまうと学習の効率が下がります。比較的似たタイプの人材を教育係にすると、新人にとって違和感の少ない指導やサポートを提供できると思います。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員