社内の評価制度について、社員から不満の声が挙がっています。目標設定を行い、その達成度合いを評価する方法なのですが、どうしても上司に任せる形になっており、自身はできていると思っていても上司からの評価は低いということも多々ある状況です。一定数不満の声が挙がるのは仕方がないとは思うのですが、社員が納得する形にするために工夫できる点や改善すべき点を教えていただきたいです。
今回のお悩みは比較的簡単な解決策があります。現状を整理してみましょう。
- 評価方法として目標管理を導入している。
- 目標設定は本人と上司との合意で行っている。
- 評価は上司のみが行い、本人が自己評価を表明する機会はない。
目標は本人と上司の合意のもとで決定されており、この点についての問題はありません。不満の原因は評価を上司のみが行っている点です。この点を改善すれば、社員の納得感を高めることができます。
具体的な改善策は以下の通り。
評価を決定する前に、本人が行う自己評価と上司が行う上司評価を用いて対話する面談の機会を作ります。この面談で双方が評価根拠を述べ、双方の納得できる評価に落とし込みます。どうしても合意できない場合は、上司が評価権限を持っていますので、上司の判断によって評価を確定します。
評価の本質的な目的は意欲形成にあります。評価が良くても悪くても、納得できてもできなくても、結果的に社員が意欲的になれば、会社としては成功です。つまり、どれだけ良い評価をしたとしても社員が意欲を失うようであればその評価は失敗なのです。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員