コラム

続・人事部長からの質問

2026/05/21Q.4369

本人は非常にやる気があり、社風にも馴染んでいるのですが、適性検査結果や実務のパフォーマンスを見ると、今の職種には明らかに不向きだと思われる社員がいます。本人の意欲(Will)を尊重しつつ、適性(Can)に合った配置に納得感を持って導くための、人事としての「伝え方のコツ」はありますか?

コツなどありません。
そもそも、不向きな環境でパフォーマンスが出ない状態が続けば、人は自然とやる気を失います。これは気合やモチベーション論でどうにかなる話ではありません。
だからこそ、やるべきことは明確です。

目標と期限を設定し、その期限で一度きちんと区切る。
それでもパフォーマンスが上がらないのであれば、話し合いで無理に引き留めるのではなく、より適した環境へ異動してもらう。ある程度は機械的に対応したほうが、結果的に本人のためにも組織のためにもなります。

耳障りのいい言葉で引き延ばすより、「合っていない」という現実に向き合うほうが健全です。
もちろん、いきなり切り替えるのではなく、一定のサポートや猶予期間は必要でしょう。ただ、それでも改善が見られないのであれば、環境を変えるという選択肢を躊躇すべきではないと考えます。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

当社創業期からの中核メンバー。外部ベンダーのエンジニア兼営業として携わっていた1997年、創業者の清水佑三に手腕を評価され参画。黎明期より営業と技術の両面から事業基盤を構築し、2001年に取締役に就任した。 現在の適性検査市場で標準となっ... 続きを読む

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