事例:ユニリーバ 大卒採用
公開日:2012/02/21
このコーナーは、イギリスのSHLグループがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループのネット配信「SHL Newsletter」や広報誌「SHL News」、HPプレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
今回も事例をご紹介します。
背景
ユニリーバ・ベネルクスは、ホーム・ケア、パーソナル・ケア、食品で400種類もの消費財ブランドを持つ多国籍企業ユニリーバの一部です。
ユニリーバ・ベネルクスの毎年の大卒採用には大量の学生が応募します。1月~6月の半年が採用サイクルで、合格者は9月に入社します。優秀な候補者を選抜することがもちろん重要です。
課題
採用職種は、財務、営業、マーケティング、物流など多岐にわたります。トレーニーのポジションに求められる基本的な要件は、ビジネス、エンジニアリング、経済のバックグラウンドです。
意外なことではないでしょうが、ユニリーバ・ベネルクスにとって、大卒応募者の大多数は非常に同じように見えました。本選抜プロセスに応募者を進める前に、優れた分析スキルを持つ候補者を素早く正確に見つけ出すことが課題でした。
解決策
候補者にSHL計数テストを受検してもらいました。数値データから正確な決断や推論を導く能力を測定するよう設計されたテストです。
各応募者のテスト得点はすぐに採用担当者にいきます。望ましい結果を出した候補者が本選抜に招かれます。
結果
『SHL計数テストを採用選抜に導入してから、多くの優秀な応募者が本選抜に進んでいると感じています。我々はこのテストが候補者の計数能力を正確に測定していると自信を持っています。採用決定のスピードが速まったことは、受検者にも評判がよいようです。』と、ユニリーバ・ベネルクスの人事マネジャーであるキャサリン・ヘルゼン氏はコメントしています。
計数能力テストを大卒採用プロセスの早い段階で活用している事例です。

このコラムの担当者
堀 博美
日本エス・エイチ・エル株式会社