コラム

続・人事部長からの質問

2010/06/08Q.486

地頭が良い人を採りたいと思っていますが、世間一般の知能検査の高低だけではわからないような気がしています。 全く新しい知能検査などの研究があれば、教えてください。

ギルフォードやガードナーは、知能を1つの一般知能ではなく、異なるタイプを分ける区分モデルとしてとらえました。このほうが、特定の仕事と知能との関係が強いことがわかっています。

知能は目的を達成するための最適方法を考え出す際に使われるものですが、仕事や環境によって求められる知能タイプが異なります。カスタマーと多く接触する接客業では、対人的知能が最優先でしょうが、プログラマには論理的知能が最優先です。プロゴルファーには運動的知能、ミュージシャンには音楽的知能です。新しい知能検査の研究はどんな知能が存在するのかではなく、どんな知能がどんな仕事に関係しているかであるべきだと考えています。新しい知能の概念が出来たところで、いい人を選ぶことの手助けにならなければ我々には意味がありませんので。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

執行役員

入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。

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