コラム

続・人事部長からの質問

2011/12/15Q.858

今期限りで引退する落合監督って名プレイヤーで名監督だと思います。こういう人が社内に居ればと切に願う。人事部として何から取り組むべきですか?

結論から言えば人事部一人一人の能力を高めることが必要です。

まず採用する側の能力が高くなければ落合博満という原石を見つけることができない。野球エリートの選手は誰しもドラフトの候補にしますが、それ以外の選手を推すスカウトは滅多に居ません。周囲の批判を恐れるからです。新卒・中途採用であればエントリーシートで落としてしまうでしょう。

また落合博満という選手は特定の人の意見やアドヴァイスは良く聞いたが、自分の尊敬していない人のアドヴァイスには耳を傾けなかった。天才に対して影響力を行使するのは極めて難しいということです。これは企業内の育成においても重要な要素です。

採用や育成の面で人事担当ができることと言えばこのタイプの天才を見つけ出して採用すること、そして育成すること。それに見合う能力がまず必要となります。人事部は大前提ですが、社内の配属先にもそれが求められるでしょう。

非常に高いハードルだと思います。
大半の企業では無理でしょう。お勧めできない理由です。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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