「燃える組織」にしたいが、トップは何をすべきでしょうか?
「トップ自らが熱い火の玉となり、周りを巻き込んで燃える集団にする」というイメージでしょうか。しかしトップはあくまで着火剤の役割であり自然とその火が燃え広がる組織風土がなければ「燃える組織」にはなりません。
いくらトップが熱く語っても下がついてこなければ自然消火してしまい何もなりません。トップは組織の方向性を示し、全体を導いていくことが求められますが、短期の目標に拘り、一気に燃えてもすぐに灰になってしまってはダメです。燃え続けるための燃料補給や風向きにもご注意下さい。風向きが変わると自分の火でやけどを負ってしまいます。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長