当社は建設会社で、若手社員(特に高専卒業)の定着がよくありません。仕事の厳しさに参って退職するというより、価値観の違いによるもののように感じております。事前に厳しさはしっかりと伝えています。現実の差を埋めるために何をしたらいいでしょうか?
まず会社説明会で価値観を明文化してください。あわせて、その価値観にそってどのような行動が評価され、どのような行動が評価されないかの例をあげてください。
次はインターンシップを実施します。1日や2日の研修形式ではだめです。最低でも1ヶ月間。最も厳しい部署に配属して仕事をさせます。現場では教育的な扱いは一切せず戦力として使い倒すようお願いします。
インターンにとってつらく厳しく理不尽な経験となるかもしれませんが、現場で働く人達の価値観と行動を目の当たりにできる機会となります。インターンを経験した上で貴社を志望する人だけを採用すれば問題は解決します。
応募者は減少しますが、本気度の高い人しか応募しませんので、効率的で質の高い選考が可能になります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員