報告はある程度するのですが、ことの軽重が理解出来ておらず重要な報告を後回しにする社員がいます。ビジネスのセンスがないとでもいうのでしょうか。こういう人をどうやって育成すればよいでしょうか?それとも成長は無理なのでしょうか?
一般的に「ビジネスセンス」というと、最初から兼ね備えた能力という意味で捉えがちですが、実際は鍛えていけば後から獲得できる能力であることが多いです。
「報連相(ホウレンソウ)」が不十分な社員の場合も、「センスが無い」から身に付かないと諦めるのではなく、何故できないのかを相手も交えて確認し合う、そこから始めて下さい。
- 「報告、連絡、相談」のそれぞれの内容の違いと何故必要か目的を理解させる
- 報告内容の軽重の判断基準、判断方法を具体的実例を提示し理解させる
- 報告手順、報告方法を理解させる。
- 不十分な報告の時には、その都度注意し改善させる。PDCAサイクルをしっかり回す。
この繰り返しで向上するはずです。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長