OPQは有用だが、現場には渡しづらい。4月に入る新入社員の結果を配属先とどう共有すべきでしょうか。
OPQの万華鏡リポートは、本人や上長など読み方訓練を受けていない人にフィードバックすることを目的としたものです。万華鏡をご利用いただければ現場への渡しづらさはなくなります。
次に4月入社の新入社員のOPQ結果リポートを配属先に共有する方法についてですが、本当に新入社員の結果を共有する必要があるかどうかを再検討してみてください。新卒の新入社員の場合、導入教育はどんな仕事にも共通に必要な知識とスキル、姿勢、会社の持つ価値観に対する理解と習得が中心となるため、OPQを使う場面がほとんどありません。私見ですが、初めの半年から1年間はOPQを現場に共有してもあまり使う場面がないと思います。本人、上長がコミュニケーションや職務遂行において壁にぶつかった時、はじめてパーソナリティを知りたいという欲求が生まれるものなのです。このタイミングでOPQを渡すと自ら進んで結果を活用していただけます。
それでもすぐに渡す必要があるということならば、OPQを取り扱う現場社員全員に対してOPQの解釈およびフィードバックトレーニングを実施してください。このトレーニングによって一見すると使いづらく見えていたOPQが手に取るように理解できます。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。