採用選考で不合格にした人に対して、自社の印象が悪くならないようフォローしたい。
気持ちよく落ちてもらうために気をつけるべきことはありますか。
自分はこのことをパチンコ理論と勝手に称しています。
よいホールさん(パチンコ店)は負けても「また来よう」と思わせます。ダメなホールさんは負けたら「こんなところ二度と来るか」と思います。
同じ負けでもこの差は何でしょう?
今回はたまたま負けたけど、自分の立ち回りが悪かっただけで次は勝てるかもしれないと「思わせる」ことができるかどうかです。そう思わせたときにその人にとっての「よいホールさん」に昇格します。
採用に置き換えると、たとえ落ちても「チャンスがあればいつでも入社したい」と思わせるのがよい会社です。
最低限、選考のどの過程も合格・不合格の理由が明瞭でなくてはなりません。
ああ、あそこで自分の力を発揮できなかったから仕方がない、そう思ってもらう必要があります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役