斬新な採用手法のアイデアがあれば教えてください。
日本では外資系企業と一部のIT系企業が導入している「ダイレクト・ソーシング」という方法があります。これは、SNSを使って自社で欲しい人を見つけ出し、直接アプローチしていくやり方です。相手が就職活動をしていようがいまいが、自社のことを知っていようがいまいが関係なく、直接関係を作り、自社に引き込んでいくやり方です。はじめは求人という雰囲気を出さずに、勉強会や飲み会など自然と接点を持つことができる機会を作り、関係を強化していきながら、徐々に入社させるような動きをするものです。率直に申し上げると新興宗教や催眠商法の勧誘みたいなものです。したがって、自社の人材獲得のためだけに応募者のキャリアに対する配慮が欠ける言動をすれば社会的な批判を浴び、ブランドが失墜します。この方法を用いる場合は、候補者とともにその方の将来について真剣に考え、候補者にとっての最良の判断を支援しなくてはいけません。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。