パーソナリティ検査を、能力開発で活用することは可能か。できる場合具体的にどのように活用できるのか。
もちろん可能です。能力開発とは、能力を開発すること。能力とは出来る力。開発とは無いところから生み出す時に使う言葉。出来ないことを出来るようになることが能力開発なのです。
パーソナリティ検査は、パーソナリティを客観的に捉えるための道具です。出来ない原因の大きな部分をパーソナリティが占めている場合、検査結果をフィードバックし自己理解を促すことで行動が改善されることがあります。わかっただけでは行動を改善できない場合、コーチがついて訓練する必要があります。この際には上司や専門コーチと検査結果を共有し、行動改善のための計画立案と実行をサポートしてもらうことになります。
具体的な使い方はこのような手順です。
- パーソナリティ検査を受検する。
- 本人と上司(コーチ)にフィードバックする。
- 何を出来るようになりたいか決める。
- 出来ない原因となるパーソナリティ因子を見つける。
- 行動改善のための作戦を立案する。
- 本人が作戦を実行する。
- 実行した結果を本人と上司で振り返り、次なる計画を立案する。
- 本人が実行する。※この後繰り返し。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員