多様性を会社に持たせるため、第二新卒を検討しています。新卒と同じように面接による評価では結局同様な人材を採用してしまいそうです。どのような選考手法が必要でしょうか。
第二新卒は、既卒でも未就職状況か早期に退職したため職歴が極端に短い場合が多いと思います。
そうした層を採用することと御社の人材の多様性とが、どのように関係してくるのでしょうか。第二新卒だからこそ、ユニークな学生生活を送ってきた、おもしろい職歴や独特のキャリアパスの考え方を持っている、特技や語学に秀でているということはないはずです。まずは、第二新卒に求める多様性という観点からの人材要件をはっきりさせた方がよいと思います。
単に通常の新卒採用とは異なるルートからの採用というのであれば、新卒採用と同様にポテンシャル採用になりますので、選考手法をあえて変える必要もないでしょう。適性検査を経たうえで面接で第二新卒で就職活動をしている現状を本人がどのように捉え、御社の仕事を通じて生かしていけるかを確認して下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長