経営者です。最近の学生は全体的に「質」が下がっていると感じています。
貴社で蓄積されている適性テストデータからはそのような事実はありますでしょうか。
何を持って「質」とするかは人それぞれなのでわかりませんが、テストの結果からは劇的な変化がみられているということはありません。
個人的には高校の物理を少数の生徒しか受けておらず、日本の技術は確実に地盤沈下してしまう……というような思いはありますがプロ野球の世界を見れば大谷翔平選手のような規格外の選手が現れ、卓球などでも若手が世界レベルに達していることを考えるとあるところでは質が落ちているのではなく、あるフィールドでは落ちてあるフィールドでは質が向上していると考えるべきでしょう。
また学生の質が全体に下がっているのであれば、貴社と競合するところも下がっていることであり相対的に考えれば何も変わっていないと考えるべきです。
気になるようであれば採用から入社直後のデータをきっちりとりベンチマークとして毎年定点観測するのがよいと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役