採用と育成を担当しています。この仕事で大事なことを3つあげるとすれば何になりますでしょうか。
一つ目は、経営・事業戦略の達成を目標とし、業績を成果とすること。
頭数をそろえることだけが採用の目標ではありません。経営・事業戦略を実現するために必要な人を必要な数にすることが採用・育成の役割です。戦略上必要な人を採用するためには、その人のための報酬制度や職場環境、その他リソースが必要な場合もあります。この環境整備も含め採用・育成担当者の役割であることを認識してください。
二つ目は、徹底して適材適所を貫くこと。
採用はいわずもがな。人は仕事によって成長します。各人のポテンシャルを正しく把握し、その人のポテンシャルを発揮するための仕事を与えることが効果的な育成につながります。
三つ目は、数字と人情(アートとサイエンス、主観と客観など)の両方から判断すること。
人を動かすのは命令ではなく、共感です。人の気持ちを踏まえた対応をしない限り動いてはくれません。一方で気持ちに配慮するあまり非効率なものが放置されていることもよくあります。データを用いた客観的な認識と気持ちを踏まえた対応の両方が人事に必要なのです。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。