意欲を測る検査があると聞いた。採用場面でどのように使うのがよいでしょうか?
当社では、意欲をこのように定義しています。「行動を起こし、方向づけ、維持・促進させるもの」
そして、意欲測定ツールを開発するにあたり、意欲そのものの大きさの個人差をとらえるのではなく、意欲を発現させる環境や条件の個人差をとらえようと考えました。意欲的な人とそうでない人の違いは、個人が持つ意欲の大きさの違いではなく、意欲的になる環境や条件の違いであると。常に意欲的な人も常に意欲の無い人も存在せず、条件や環境によって人の意欲は変化するものと考えたのです。
当社の意欲検査MQは意欲発現要因の個人差を測定する質問紙です。意欲リソースを18因子で測定し、どのような環境や条件によって意欲的になるかを客観的に捉えることができます。
採用選考では、組織適性を評価するために使用されることが多く、結果的に早期退職者を減らすことができます。入社時にMQを受検してもらい、入社1年未満で退職した人と残っている人との違いを分析します。この分析で見出した尺度を基準に採用選考を行います。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。