入社後、様々な業務をそつなくこなせる人を採用したいです。アドバイスをください。
近年はラーニングアジリティ(学習の素早さ)が変化の多い時代で環境に適応するための重要な能力と言われています。一昔前の総合職採用では優秀なゼネラリストを採用するために、高い学力、高いコミュニケーション力、心の柔軟性を選考基準としていました。
私は、様々な業務をそつなくこなす人は苦手なことをやらない人と見ています。つまり、そつなくこなしているわけではなくて、そのように見えているだけ。自分の苦手なことから巧妙に逃げる術を持っている人は、何でもそつなく出来るように見えるものです。何でもそつなく出来る人なんていないという前提で一人ひとりをよく見てください。一見そう見える人にも苦手で出来ないことがあったり、出来るようになるための血の滲むような努力が見えてくるはずです。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。