ハイポテンシャル人材の選定にパーソナリティ(行動特定)検査を用いることの効果は実感していますが、モチベーション検査は必要でしょうか?エンゲージメントは把握できそうですが、ハイポテンシャル人材であるかどうかと関連するものでしょうか
SHL社の行った世界規模の調査によって、ハイポテンシャル人材の要件が3つであることがわかりました。能力(Ability)、野心(Aspiration)、エンゲージメント(Engagement)です。また、この中でも特に野心はモチベーション検査で測定する6つの因子と関連が強いことがわかっています。世界のエグゼクティブ層は共通して、以下6つの環境・条件をモチベーションリソースとしています。活力(多忙であること)、権限(大きな権限を持つこと)、没頭(公私無く仕事に没頭すること)、興味(変化に富んだ面白い仕事をすること)、柔軟性(流動的で柔軟性が求められる職場で仕事をすること)、自主性(自分のやり方で仕事をすること)。
会社のトップになりたいという野心をみるためにモチベーション検査は効果的なツールです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員