タレントマネジメントに適性テストを導入する際の選び方が知りたい。適性テストの情報をとってみたが、金額以外の違いがよくわからない。
適性テストの事業者としてお詫び申し上げます。わかりづらい資料をご提供しまして大変申し訳ございません。適性テストの品質基準は3つあります。標準性、信頼性、妥当性です。
標準性は測定対象となる集団を正しく測るための基準を持っているかどうか。採点ノルムといわれる偏差値算出基準の適切さが標準性を規定します。採点ノルムの適切さとは、どのような集団のどれだけのデータを持ってノルムを構成しているかをみると判断できます。標準性の高いテストは結果的に、階層や職種、業界、国等のノルムを豊富に持っています。
信頼性は正しく測れているかを表す概念で誤差に影響を与えます。信頼性の高いテストは誤差が少なく、低いテストは誤差を多く含みます。信頼性には複数の調査方法があります。内部一貫性の信頼性係数を公開している事業者が多いです。
妥当性は測りたいものを測れているかを表す概念で予測力や効果に影響を与えます。妥当性も様々な種類と調査方法がありますが、基準関連妥当性の妥当性係数が明示されている妥当性研究事例を確認すれば、テストと予測したい対象(個人の業績等)との相関がわかります。
品質の三要素以外では、使い勝手や金額等が判断の根拠となります。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。