役員から「根性のある奴を採用しろ」と言われます。選考時にヴァイタリティを評価項目に入れて面接など行っているのですが、それでも役員が満足するような根性のある人材を採用できていないようです。どうすれば「根性のある人」を見抜くことが出来るのでしょうか?
これは、役員あるあるですね。根性のある人、異能の人、ハイブリッド人材……役員さんには、一定のイメージがあるのでしょうが、人材要件に落とし込めなければ採用選考できません。某役員さんに、具体的に根性のある人とは、どのような人物なのかヒアリングして下さい。社内でいえば、だれだれのような人と例示してもらえると助かりますね。
根性のある「奴」が男性のみをイメージしているのであれば、いまの多様性社会にはなじみませんし、上からの指示命令には絶対的に従うような奴ということであれば、そういう人はまずいません。厳しい場面でも前向きに物事に当たれる。失敗してもへこたれることなく、次に生かそうと行動できる。自己向上のための努力を継続できる。こうした人物像としてお持ちなのか聞いてみて下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長