周りの志気を下げるような言動をとる社員がいるのですが、注意しても治そうとしません。こういったタイプの社員にはどのような教育をするべきでしょうか。
こういう人は、周りがなんと思うか考えていません。自分の言動で周りから総すかんを食らうような手痛い目に合わないとわからないのではないでしょうか。
目標達成に向け全員で頑張ろうといっているのに、どうせ達成なんかできないから無理はやめておこう、あるいは達成したってその次にもっと高い目標を与えられるだけだから達成なんかしない方がましといった言動でしょうか。なぜこのような言動をとるのでしょうか。
言動を聞いていると物事を損得で判断しているようです。そして損をするのがわかっているなら誰もやりたくないだろうから自分が代表して言ってあげた、あるいはそこに気づいている自分は優秀な人間だとアピールする気持ちが含まれているのかもしれません。
そういう人には、逆に周りをリードする立場の役割を与えて責任を持たせてはどうですか。そしてその役割を立派に果たしてくれればこれだけの評価をするから君自身にとってもメリットあるよと添えてみて下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長