(新卒)就職活動が前倒しになり、学生と早期に接点を持つことも大事なのですが、早期から接点を持てた学生を入社までにいかに温めておくかも大事な気がします。
その場合御社のアセスメントツールでできることとは何でしょうか。
アセスメントツールだけで入社意欲を保温し続けるのは無理です。健康診断の結果だけで、ダイエットを続けるのが無理なのと同じです。
アセスメントツールができることは測定です。測定結果をフィードバックすることは学生のキャリア観を育むのにとてもよい方法です。しかしながらキャリア観を育むことがすなわち温めておくことにはつながりません。急激に沸騰することも、冷却され凍結することも、何ら変化しないこともあります。唯一いえることは、自身の進むべきキャリアに対して迷いが減るということです。このフィードバックの影響を踏まえると、アセスメントのフィードバックによって志望動機が高まる人を見つけ、その人に対して頻繁なコミュニケーションを続けることが温めておくことにつながると考えます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員