調査・統計ニュースより~
公開日:2012/04/17
このコーナーは、イギリスのSHLグループがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループの広報誌やユーザー向けネット配信、HPプレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
今回は広報誌Connectに囲み記事として掲載された、HRに関連する調査・統計データを取り上げました。
- 2011年、英国企業の採用費は6%アップ。今後のビジネスの進展を期待してのことと考えられる。Bersin & Associatesの調査によれば、一人当たりの平均採用費は5311ポンド。(米国は2226ポンド)
- 取締役メンバーの選抜にダイバーシティ(多様性)をもたせるよう、ECが企業に呼びかけている。それによれば、ヨーロッパ大手企業取締役の71%は本社所在地の国籍。ヨーロッパ上場大手企業の4社に1社は、(海外マーケットへの拡張を考えているにもかかわらず、)経営会議に外国人取締役がいない。さらに、取締役として上位職についている女性はわずか12%。
- CIPDの調査によれば、2011年の英国労働市場において、女性のほうが男性よりもうまくやっている。英国全体の失業率は8.3%。女性は7.5%で、2008/09年の不況終了時から1%増えた。男性は9%で、雇用者数は2010年の時点から8万6000人減った。
- BBCワールドサービスによれば、世界で最も議論されている問題として、「欲」や「貧困」とならんで、「失業」が上がった。国会の議題に限らず、失業問題はいたるところで議論されている。この調査には23ヶ国1万1000人が投票した。

このコラムの担当者
堀 博美
日本エス・エイチ・エル株式会社