管理職者に対して、適性テストを受検させるか検討しております。役職や年齢層に応じて、見るべき項目や解釈の仕方等を変更させた方が宜しいのでしょうか。
個人的には年齢層が上の方(50代~60代を想定)に、適性テストを受検させるメリットがあまりないと考えているのですが、この年齢層に受検させるメリットは、何かありますか。個人的な考えなので、間違った認識をしていれば、アドバイスを頂けると幸いです。
ご質問者は、こういう高年齢層の方々はパーソナリティや考え方が凝り固まっていて、受検させても無駄とお考えなのでしょうか。それとも昇進、昇格や配置転換の可能性が薄いからでしょうか。
要は、会社にとってこの年齢層の方々がどういう存在かということです。定年が延長されまだまだ働いていただきたい。あるいは経験を生かして経営陣としてこれからも活躍してもらいたいというのであれば、ここまでの実績の結果として現在のポジションにいるということだけでなく、改めて役割と適性、モチベーションをきちんと測ることは会社にとってもメリットがあるはずです。
また、ご本人にとっても自分のセカンドキャリアについての参考材料にもなるはずですし、無用にいまの会社にしがみ付くこともないなと考えてくれるかもしれません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長