昇格試験でパーソナリティ検査の導入を考えている。このツールで合否を出しても問題ないか?
昇格試験に限ったことではありませんが、何らかの選抜を行うにあたって一つのアセスメント結果のみで合否を出すべきではありません。
選考基準となる要件を評価するための複数の方法を用いて、合否判断をしてください。
明らかな必要条件がある場合は、その条件のみで不合格を決定してもかまいません。たとえば、医師の採用で医師免許を持っていなかった場合、不合格とします。しかし、医師免許をもっているだけで合格にすべきではありません。その他の医師としての要件を様々な手法を用いて評価してください。
昇格試験であれば、業績、コンピテンシー、ポテンシャルを総合的に考慮し、合否を決めるべきです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員