人事考課の際、各社員に自己評価をさせているのですが、人によって自己評価が高かったり低かったりまちまちです。正しく自己認識を行わせるためにはどうすればよいでしょうか?
優秀な人ほど、自分に対して厳しい評価をするものです。それは客観的な認識能力が弱いからではなく、より高い水準に照らして自分を評価しているからです。
正しい自己認識をしてもらうには、客観的な評価手法を提供する必要があります。野球の投手でいえば、出場試合数,完投数,勝数,負数,セーブ数,勝率,投球回数,奪三振数,防御率, ボーク数,被安打数,被本塁打数,与四死球数等がそれにあたります。職種に応じた指標を作成し、役職、等級、年次等にあわせて求める水準を決めれば、主観を排除した評価が可能になります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員