創造性を確認するための面接時の質問は何かないでしょうか。
たとえば
「10年後当社が業界のトップになるためにどういうアクションプランが望ましいと思いますか?」
と質問しましょう。
この水準の質問だと既存の若手社員でも有効な回答がない場合もありますがそれは置いておくとして、いくつかの回答が出ると思います。
その回答から創造性の有無を判断するのは非常に難しいと言えます。なぜならその評価者の創造力を超えた場合、単なる空想や戯れ言と捉えられてしまい評価が下がってしまうからです。(これは以前にも回答したとおりです)
ベテランの評価者や面接官でも対応出来ません。
将棋の電王戦を観ていてもコンピュータの指す手は過去のプロ棋士から見て悪手に見えることがあるように能力が高いが故に過去の例を元に善悪を決めてしまい創造性を否定することが度々あります。
これは面接などでも同じことが言えるでしょう。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役