入社半年以内の離職が目立つ部署がある。人事部としてできる施策を考えているところ。配置、配属の仕方や、選考段階での見極め、マネージャの教育など離職率を改善したという施策、事例を教えてください(離職の原因は、マネージャも同僚も新人を放置する傾向にあることが原因?ただし、その部署でうまく伸びていく社員も一定数存在)。
特定の部署ということであれば採用ではなく入社後の配属の問題です。配属の問題には配属先業務、配属先の風土、そしてマネージャの質と3つにわけられます。
まずこれらを整理する必要があると思います。
新入社員の場合は
マネージャ>業務>風土
の順に重要度の大きさが異なります。
ご質問にある放置というのはよい面と悪い面があります。
視野に入れつつ自由にやらせることと、ただ単に仕事を与えて放置しているのではまったく違います。
育成は朝顔の観察と同じです。日々記録を取り、水を適度に与えて観察をしますが、放置すれば枯れますし無理矢理手で伸ばそうとすればちぎれてしまいます。
事例については手前味噌ながら現在当社でおこなっている新人育成システムが早期退職を防ぐ仕組みになっています。
やっていることはマネージャの介入を減らし観察記録を取ることに注力しています。
商品化の予定はありませんが、個別に質問があれば回答します。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役