コラム

続・人事部長からの質問

2017/05/29Q.2185

残業時間の削減、仕事の効率化、年々増え続ける売り上げ目標、
昨今の日本企業の多くが上記のような状態にあり、従業員にかかるプレッシャーが非常に増えていると感じています。今後、日本企業における働き方はどのように変化すると考察されていますか?

従業員にかかるプレッシャーが増えているということは、取りも直さず経営者へのプレッシャーが強くなっているということです。日本企業の生産性がなかなか上がらず海外企業との競争が当たり前になっている状況では、人件費の削減や効率化を実現しないと戦えません。

すでにジャパンアズナンバー1と言われた高度成長時代の経験、成功体験が役に立たないことがはっきりしています。新しい時代の働き方を企業、従業員双方が探し出していかなければならないと思いますが、政府が推進していこうとしている働き方改革の内容は少しずれているような気がします。

残業時間を減らせ、正規非正規の差別を無くせ、同一労働同一賃金を実現しろといったお題目ばかりで具体的な施策は民間企業任せで、目指すべき日本の未来が見えません。

何事もやらされる感がある間は定着、機能しません。
しばらくは、経営者、従業員ともにプレッシャーの中で過ごすことになりそうです。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

本コーナーでは皆様からの質問を募集しております。「質問する」ボタンからお問い合わせフォームに必要事項をご記入いただき、お問い合わせ内容に本コーナーでの回答を希望する質問をご記入ください。

質問をする

おすすめのタグから探す

メールマガジン登録

日本エス・エイチ・エルのメールマガジンではタレントマネジメント・人材採用に関する様々な情報を発信しております。

メールマガジンに登録する

組織人事や採用の問題解決は
日本エス・エイチ・エルに
ご相談ください

サービスをもっと知りたい方

資料ダウンロード

サービスの導入を検討している方

お問い合わせ